移住者の声
東洋町へ移住した方のリアルな声を聞きました!
移住のきっかけや移住して良かったこと・苦労したこと、移住後の生活についてインタビューしました。
今回は、パンと木ひなむぎ工房を営む森木さんご夫婦、風太さん(以下、風)、沙也加さん(以下、沙)にお話しを伺いました。
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森木さんご夫婦(30代/Iターン) |
出身地:高知県南国市/津野町
移住年:2021年
取材日:2025年1月
Q移住のきっかけは?
風)特に移住を考えていたわけでないですが、結婚と僕の森林組合への就職がきっかけで東洋町に来ました。生まれも育ちも高知県ですが、県東端の東洋町のことはよく知らなかったので、あえて思い切って選んでみました。
沙)私も東洋町は名前くらいしか知らなかったのですが、意外と不安はなくワクワクしていました。1人じゃなかったからですかね!(笑)
Qお仕事について教えてください。
風)「パンと木ひなむぎ工房」として妻がパン屋を、僕が小規模林業を営んでいます。パン屋は住宅に併設された店舗で、2023年の11月にオープンしました。小さな町のパン屋さんですが、地域内外たくさんのお客様にご贔屓にしていただき2年目を迎えることができています。
小規模林業では、地域の民有林を対象に里山保全を目的に様々な森林事業を展開しています。2024年には、憩いや遊びの場として森林を提供する「ひなむぎの森」をオープンしました。今後は、森林教育事業や素材生産及び加工事業など活動を拡大していく予定です。
Qお二人がそれぞれの事業をされているのはとてもパワフルで、素敵ですね!お店や事業を始めようと思ったきっかけは何かありますか?
風)僕はもともとは高校教師や学習塾の運営など教育に携わっていたのですが、林業に出会い林業の道へ進むことに決めました。その後、県立林業大学校を経て、森林組合に就職しました。林業に携わるうちに、機械化・大型化により小さな山が手つかずになっている現状を課題に感じて、小さな山の管理に困っている人のためにできる林業をしたいと思ったのがきっかけです。
沙)私はここに来てからの仕事は特に決めていなくて、最初は近場にいた知り合いの農家をお手伝いしていました。東洋町に来る前はパン屋に勤めていたのですが、その話を知った町の人たちから「パン屋をしたらいいやん」と言われて。「補助金もあるよ」など色々教えてくださる方もいて、そういった周りの後押しで「やれるならやってみてもいいかな」と思ったのがきっかけです。
Q沙也加さんは、東洋町に来てから開業を決めたのですね!周りの後押しがあったとはいえ、実際にお店を開くのはとても大変だったのでは?
沙)いきなりオープンするのは不安だったので、オープン前に集落活動センターなぎのチャレンジショップという制度を活用させていただきました。施設をお借りして、1日お試しカフェ営業をさせていただきました。広報も集落活動センターなぎでしていただけたことで、オープン前から町の人に認知していただけました。周りの力があって、ここまでこれたなと思います。
風)東洋町に来てからは、本当に町の方々に協力していただいていますね。
沙)宣伝は基本Instagramのみですが、Instagramを使っていないような世代の地元のおじいちゃん、おばあちゃんがたくさん来てくれるんです。一度来てくださった方が周りに広めてくれているからじゃないかと思っていて、とてもありがたいです。オープンしてからも地元の方々に支えられています。
Q移住して良かったと感じることはありますか?
風)僕は釣りが好きなので、趣味の場である海が近くて、さらに仕事の場である山も近いことはこの町の気に入っているところです。便利なお店や大きな施設は少ないですが、特に不自由も感じず、田舎暮らしが夫婦のライフスタイルに合っているのかなと思います。
沙)私は津野町出身で山育ちなので、海に行く習慣はあまりありませんでしたが、妊婦の時は散歩がてら海に行って眺めていました。早朝は特に人がいなくて静かなので、景色を独り占めできるんですよね。
風)あとは、都市部に比べて土地が安く購入できて、満足のいくマイホームを建てることができました。働く場所は少ないですが、手に持っている職が必要とされる地域であり、事業を起こすのに最適な環境だなと感じています。
Q一方で、移住して苦労したことはありますか?
風)覚悟の上ではありますが、地震や津波への不安が大きいことと、子どもが少なく学校の規模が小さいことは残念に思っています。
沙)そうですね。子どもの同級生が少ないことは、ある程度大きくなった時に不安な部分はありますね。
あとは、高知市内が遠いこと、ご飯屋さんが少ないことが少し寂しいなと思います。市内に住む友達が多いので、1日がかりで会いに行かなければいけないのは大変です。また、東洋町に遊びに来てくれた友達とご飯を食べに行けるところが、近くにもっとあったらいいのになぁとも思います。
Q本音で答えていただきありがとうございます!東洋町に来てからお子様が産まれたと聞きましたが、東洋町は子育てしやすいですか?
沙)他の地域との比較はできませんが、支援は結構手厚いとは思います。保育園に入るまでは、町内の地域福祉センターにお世話になりました。月に2回ほどですが、行くと子どもを見てくれて、500円で結構豪華なランチを出していただいたり、とても助かりました。
人数が少ない分、一人一人をとても気にかけてくださっていたなと思います。
移住したばかりで知り合いもいませんでしたが、一度行ってからは一気に知り合いが増えました。保育園に入る前に知り合いができたのは心強かったです。
Q休日の過ごし方を教えてください。
沙)家族で「ひなむぎの森」に遊びに行ったりします。
風)基本アウトドアが多いですね。海や川、山への散歩や、釣り、木工、DIYなどをしています。
沙)娘は海と山が大好きです!
Q今後東洋町でやってみたいことはありますか?
風)里山保全を普及していき、新規に小規模林業に参入してくれる方が増えれば良いなと思います。
沙)カフェみたいな場所を作りたいなとは思っています。
ちょっと作業をしたり、ふらっと寄れる場所。自分もそこに行きたいので、例えば日替わり店長としていろんな人が営業できたら面白いかな、となんとなく考えています。
Q移住を検討している方へ一言
風)仕事はどうするか、住むところはどうするか、休日はどう過ごすかなど、数年先のビジョンが具体的に思い描けているかが大切なことだと思います。
やってみたいことが次々と実現できていったことで、私たちはこの町に定住することを迷わず決断できました。この町だからできたと思えることが沢山あります。そうした経験が、移住を検討している方や移住したばかりという方の力に少しでもなればと思います。
沙)家族で来ても、一人で来ても良い町だと思いますし、夢があればあるほど、生活しやすい町かもしれません。自分がやりたいと思っていれば、周りが応援してくれたり、広めてくれたり。「やります」と口に出していれば、手伝ってくれる人もたくさんいます。私自身は周りの後押しがあって開業できました。東洋町で起業したい人は、ぜひ集落活動センターなぎのチャレンジショップを活用してみてください!
風太さん、沙也加さんご協力いただきありがとうございました!
自分のお店や事業を始めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
いきなりの起業は不安という方は、「バツグン組合でマルチワーカーとして働きはじめ、町に慣れ人脈ができた頃に卒業して起業」という選択肢もあります!
悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。
パンと木ひなむぎ工房
https://www.instagram.com/hinamugi.pain_bois/
ひなむぎの森
https://www.instagram.com/moriki_futa/